“沙織のアナル…”
初めて白日の下に曝された沙織の肛門を、彼氏である筈の俺は、別の部屋で拘束され、モニター越しに眺めていた。
スタジオには、大西と新井が、その可憐な菊門に、文字通り手を伸ばせば届く距離に居る。
直に、沙織のヒクつくアナルを視姦しているのだ。
「沙織ちゃん…ぁん…可愛いアナルしてる…んっ…」
千枝の、自分自身を慰める指の動きが激しくなる。
沙織の肛門を見て、興奮が高まった様だ。
指が3本も、膣口に飲み込まれている。
グチュウ…グチュ…
卑猥な音を立て、夥しい量の愛液を滴らせながら千枝は自分のヴァギナをかき混ぜる。
「くぅぅぅ…
あぁあっ!!
イキそう…
ねぇ木下…
アタシ…イッちゃうよ?
イッちゃうイッちゃう…」
グチュグチュグチュグチュ!!
「イッぐぅ…んはぁっ!!」
淫らな声を上げ、ガクガクガクッと千枝の身体が痙攣した。
「ハァッ…ハァッ…ハァン…」
息も絶え絶えと言った感じだ。
ホントにイッてしまったのだ。
“羨ましい…
右手…いや、どちらか片方でも、手が自由なら…”
そう思った。
“俺も、沙織のいやらしい姿を眺めながら、思いっきりペニスをシゴきたい!!
射精したい!!”
心底そう思った。
先に2度も射精したにも拘わらず、俺のペニスは猛っている。
沙織のアナルを剥き出しにするために、新井がつまんで固定していたビキニの紐を、大西が代わりに固定し、新井は再び撮影作業に戻った。
大西は、その恥ずかしそうに露出させられた尻孔を、指でなぞった。
ビクンッ
「ひゃっ!!」
沙織が仰け反る。
図らずも、沙織は顔を、ブリーフ越しの大西の分身により密着させる事になる。
大西は、器用に左右の指で、沙織のヒップの割れ目をなぞりつつ、さりげなくアナルまでもなぞり上げる。
ビクビクビクッ
「フゥんあっハァン」
未経験の刺激に、沙織は過剰な反応をする。
「あんなに感度イイのに、アンタ、彼女をイカせた事ナイんだってねぇ…」
忘我の状態から抜け出した千枝が、俺に向かって言った。
言葉も無かった…
まさか沙織が、一つ一つの刺激に、あんなに敏感に反応するとは思ってもいなかったからだ。
「開発されちゃうね…」
“お気の毒様”とでま言うような感じで、千枝はポツリと洩らした。
大西は、再び沙織の尻の肉をムニムニ揉み始めた。
尻の頬の肉が両側に引っ張られたり、閉じたりをしている。
その度に沙織のアナルは深呼吸をするかのように、閉じたり緩んだりしている。
大西は、今度はそのヒクつくアナルを指の腹で、優しくトントントントン…とタッピングする。
「んっ…んっ…んっ…んっ…んっ…」
くぐもった沙織の声が、大西の下から聞こえてくる。
大西は、しつこいほどに沙織のアナルをタップした後、少し力を入れ、尻の割れ目を何度も何度も指で往復させた。
尾てい骨から、敏感な尻孔の上を通り、ギリギリ陰裂に入ってしまわない位置まで、グイグイ指を押し付けながら何度もなぞり付ける。
「んんぅ~…ぁあぁ!!…」
聞いた事の無い苦悶の声を上げて、沙織が身を固くしている。
アナルがギュゥッと閉じるのが卑猥だった…
『ハイ、終了です。
お疲れ様でした~』
不意に大西が、ペチンと沙織の尻を軽く叩き、立ち上がった。
沙織は三度(みたび)
“エッ!?ここで終わり?”
と言うような反応をした。
明らかに不満そうだった。
“マッサージ終了なのか?”
俺は、この後も更に、沙織が嬲られ続けてしまうのだろうと、半ば覚悟(期待?)していたのだが、あっさりした終了の合図に拍子抜けしてしまった。
「終わり…なんスか?」
千枝につぶやく様に訊いた。
「な~に?
残念そうね?」
ニヤニヤしながら俺に身体を擦り寄せ、千枝は言った。
「そ…そんな…事…」
「安心して。
これは…
最後のチャンスよ」
「最後のチャンス??」
“何が?”
意味が分からなかった。
「ま、もう少し、大人しく見ておきなさい」
千枝は、愉快そうに笑いながら言った。
沙織は、ズレた紐ビキニをキチンと直し、ベッドに腰掛けていた。
『沙織さん。
お疲れ様でした』
大西が言った。
『…あ、ハイ…
お疲れ様でした』
沙織は、マッサージが終わったというのに、少し曇った表情の様に見えた。
『どうでしたか?
ローションマッサージの方は?
気持ち良かったですか?』
『…はい。
とっても…』
『イヤ~、それなら良かった。
手を抜いたワケではないのですが、ちょっと急いでさせて頂いたんで…』
申し訳なさそうに大西は言った。
『え…急いで?』
『えぇ、ほら、ご予定があるって、仰ってたじゃナイですか?」
時間を見ると、もう既に10時前だった。
『あ…そうだった…』
沙織は、マッサージを受ける直前までは、確かに意識していた筈の、俺との約束を、すっかり失念してしまっていた様だ。
それほどに、マッサージが心地好かったのか…それとも、それ以上だったのか…
沙織は、恥ずかしい格好のまま、携帯電話をチェックしている。
『彼氏さんから、連絡とか入っちゃってますか?』
大西が訊いた。
俺が連絡できる状態に無いのを分かった上で訊いているのだ…
『いえ…』
沙織が、ホッとしたような顔で答える。
『バイトが長引いてるのかな…』
ある意味当たっていた…
『じゃぁ…
せっかくだから、もう少し、マッサージしてイキますか?』
ニヤッとしながら大西が言った。
“最後のチャンス”とは…この事だったのだ…
おそらくこれで、沙織がマッサージの続行を望めば、もっと猥褻な行為をされてしまうのだろう…
そして、確実に沙織がそれを選択する自信があるからこそ、大西はここでワンクッション置いたのだ。
しかも、望んだのは沙織自身…確かに決して無理強いはしていない…
俺は、沙織の返答をドキドキしながら見守った。
沙織は、いやらしく笑みを浮かべた大西を見て、恥ずかしそうに目を逸らした。
そして、携帯を何やらカチャカチャ弄り出した。
♪~♪~♪
この部屋の中で、短い着信音が聞こえた。
この着信音は、俺の携帯のモノだ…
沙織からのメールの着信。
「あ、これって木下の携帯の音?」
千枝はそう言い、乱雑に散らかされた俺の荷物の中から、携帯を見つけ出した。
「おっ、沙織ちゃんからのメールだ。
なになに~?…ふふふ…
“コーちゃん、ゴメン。
今日、都合悪くなっちゃった”
だってさ…」
ほくそ笑みながら千枝が、メールの文面を伝えてくれた。
俺は、目の前が真っ暗になるような気がした。
これは…沙織が…
俺とのデートよりも、大西からもたらされる快感を選んだと言う事で間違いないのだろう…
沙織のあの表情を見ると、これから何をされるのか、ある程度分かった上での事なのは、想像がついた。
“あそこに居るのは、本当に沙織か?”
現実から逃避しようともしたが、モニターに映る女は、間違いなく、俺の彼女である沙織で間違いなかった。
「“俺も都合悪くなったから、気にしなくていいよ…
たっぷり楽しんでね”…と、ハイ送信。
何を楽しむのかな…ふふふ」
ぼんやりする俺を差し置いて、いつの間にか、千枝が勝手に返信のメールを送信してしまった。
♪~♪~♪
『あ、返信来た…』
沙織が、俺の携帯から送られた千枝のメールを読む。
そして、嬉しそうな顔をして…恥ずかしそうに言った。
『彼…都合悪くなっちゃったみたいです…』
沙織は、自分が先にキャンセルしたことは隠して、大西に伝えた。
『それじゃ…時間はあるんですね?』
『……ハイ』
『続け…ますか?』
『……イイ…んですか?』
『勿論…
せっかくなら、たっぷりと…
沙織さんに、身体の“芯”から、気持ち良くなって頂きたいですからね』
『“芯”から…エヘヘ…
じゃあ…お願いします』
“最後のチャンス”は虚しく消滅してしまった…
なんとなく予感はしていた、まだ、沙織に限って…と言う気持ちが、消えたワケではない。
そして、この期に及んで、きっと本当に最後の最後ギリギリの所で、拒絶してくれるかも…そんな希望も捨ててはいなかった。
引き続きマッサージを受ける事にした沙織は、何も指示されないまま、先程と同じ様に、ベッドにうつ伏せになろうとした。
『あ、沙織さん。
ちょっと待って下さい』
そんな沙織を、大西が制した。
『ハイ?』
『マッサージを続ける前に…
その…
あの…』
急に、言い難そうに、大西が口ごもった。
『…?』
『あのですね…
さっき、一通り、沙織さんの身体をマッサージさせて貰って、思ったんですが…』
『え…な…何ですか?』
『ヘアの、処理は…されて無いんですね?』
沙織は耳まで真っ赤になった。
『あ、すいません、別に責めてるワケではないんですよ』
大西がフォローする。
『ただ、最近の若い娘さんにしては、珍しいなぁ…て思いまして』
『すいません…
こんな水着、着るなんて思ってなかったので…』
『彼氏さん…
何も仰らないんですか?』
『えぇ…』
『いつも生やしっぱなしなんですか?』
『ですから水着を着る時には、ビキニラインは…』
『あ、ビキニラインだけ?』
『えぇ…皆さん、違うんですか?』
『…ま、中にはナチュラリストって言って、処理されない外国人みたいな方もおられますが…
最近の若い方は、ツルツルに剃ってしまわれるのが普通だと思ってました』
間違いなく大嘘だ。
『えっ!?嘘!?
全部剃っちゃってるんですか?』
『少なくとも、こちらにお見えになる、20~30代の女性は、綺麗に剃毛されるか、脱毛されてますね。
お友達にも、そういう方、いらっしゃるんじゃないですか?』
『あっ…そう言えば…』
千枝が、スカートを捲り上げ、パイパンの恥丘と割れ目を晒して、俺にVサインを送った。
『でしょう?
せっかく、綺麗な身体をされてるのに、このヘアの所だけ、もったいないなぁ…って思いまして』
『…はぁ…』
『剃りましょうか?』
『は?』
『ね!?
この際、剃ってしまいましょう。
あ、僕に任せて下さい。
おーい、クニ。
用意してくれ』
有無を言わさぬ感じで大西が、新井に剃毛の準備を命じた。
『あ、ちょ、でも』
少し慌てて、沙織が拒もうとする。
さすがにパイパンにされるのは恥ずかし過ぎると思ったのだろう。
『大丈夫ですよ~
ボク、お客様に頼まれて、時々剃って差し上げてますから、馴れたもんですよ』
『でも』
『彼氏も言い出しづらかったんでしょうね…
更に綺麗になった沙織さんの姿を見たら、きっと喜んでくれますよ』
大西は、剃毛するのが当たり前、パイパンが当たり前だと沙織に思い込ませようとしているのだ。
そして“天然”な部分がある沙織は、きっと素直に信じてしまうのだろう。
『そう…ですかね?』
『えぇ、間違いなく…
ですから、思い切って…ね?』
強制はしないが、断るのはおかしい。と言った口調だった。
沙織は、言葉には出さなかったが、小さく頷いた。
今日初めて会った中年男に、剃毛まで許してしまうのか…
つまり性器を見られてもイイのか…
俺は、ツルツルの沙織の股間を想像した。
『あ、カメラは僕の後頭部しか入らない位置にセットしますからね~
恥ずかしくありませんよ。』
大西は、新井から、剃刀等の、剃毛の為に必要な道具を受け取りながら優しく言った。
言うように、カメラは元の三脚に固定され、ベッドに座る沙織と、その足元にうずくまり、シェービングの為の泡立て作業を行っている大西の姿を若干遠目から狙っている。
『それじゃ、両足をベッドに乗せて…
ハイ、そうですね』
沙織は、言われるがままに、ベッドの上に脚を開いたまま乗せ、M字開脚のポーズをとった。
大西は、ちょうど沙織の股間が、その頭で隠れる位置に座り、言った。
『それじゃ、剃っちゃいますねー』