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藤宮のエッチな体験談

ここにしかないオリジナル小説も掲載予定  エッチな体験談 萌えた体験談 寝取られ

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喰われる彼女 亜紀(1) エッチな体験談 寝取られ

俺は浮かれていたんだと思う。


中学高校と暗い青春時代を過ごしてきた俺は、大学入学前に心に決めていたんだ。これからの大学生活は絶対に楽しく充実したものにするんだと。

地元から離れてわざわざ遠くの大学を選んだのは、全てを1からスタートさせたかったから。

初めて住む街、初めての1人暮らし、ここには過去の俺を知っている人間はいない。全てが新しい。

過去を脱ぎ去って、生まれ変わりたかったんだ。


大学に入学して、俺は自ら周囲にいる人達に積極的に話し掛けた。

明るく振る舞って、早く大学の雰囲気に馴染もうとできる限りの努力をした。(出しゃばり過ぎて大学デビューだと思われないように、その辺りはコントロールしながら)

するとどうだろう、あっという間に俺には何人もの友達ができた。

一緒に飯を食べる友達、一緒にバイトをする友達、毎日のように夜遅くまでふざけ合ったりできる友達。

驚いた。友達ってこんな風に簡単にできてしまうものなんだ。

どうして高校時代は同じようにできなかったんだろう。


俺は高校時代クラスには居なかった。いや、正確には教室の席には座っていたし居たんだけど、たぶん他のクラスメイトからすれば居ないのと同じだったんだと思う。

当然女子から名前を呼ばれるような事はなかったし、男子でも俺に話しかけてくる奴はどこか俺を見下しているような人間ばかりだった。

態度のでかい奴にパシリに使われて、俺がそれに嫌気がさしてそいつらを無視していたら、気付いた時には誰にも見向きもされなくなって、クラスで孤立していた。

それが大学に入ってからは皆が「直樹!」「直樹今日空いてる?」「今から〇〇行くんだけど直樹も来るよな?」と声を掛けてくれる。

皆が俺を友達として扱ってくれる。

全てが変わった。世界が変わった。俺は生まれ変わったんだ。


そしてさらに大学に入る前には想像もできなかった事が起きた。

なんと、俺に彼女ができたんだ。

本当に信じられなかった。俺が女の子と恋愛ができるようになるなんて。

彼女の名前は亜紀と言って、近くの大学に通う同い年の学生で、バイト先で知り合った。

初めて見た時から可愛いなぁとは思っていたけれど、俺は大学でできた友達と同じようになんとか亜紀とも友達になろうと思って積極的に話し掛けた。

亜紀は優しい子で、そんな俺に対して笑顔で接してくれた。

亜紀とはシフトが同じ事が多くて、俺は亜紀と同じ時間を過ごす中で次第に亜紀に惹かれていった。

そして気付いたら好きなってた。

で、周りの友達に背中を押してもらうような形で俺は亜紀に告白した。

今まで女の子と付き合った事のなかった俺はどうにも自信が持てなくて、どうせ振られるだろうと思
い込んでいた。

周りの友達にも「後でみんなで慰めてくれよ」と前もって言っていたくらい。

ところが亜紀からの返事はOKだった。「よろしくお願いします」と。

これは夢か?

そう思うくらいに驚いた。

亜紀みたいな可愛い女の子が俺の彼女!?

信じられないけど現実なんだから凄い。

友達も皆自分の事のように喜んで祝福してくれた。

「良い彼女ゲットしたなぁ!大切にしろよぉ!」って。


それからというもの、俺は毎日が楽しくて楽しくて仕方なかった。

亜紀と一緒に過ごす時間はもちろん、友達との時間も大切にしたかったから、もう忙しくて。

こんなに幸せな時間、寝るのが勿体無いと思うくらい。

亜紀とデートして、亜紀とバイトして、友達と遊んで、その繰り返しの生活。繰り返しだけど全く飽きない。

ああ楽しい。ああ幸せだ。これが幸せって事なんだなぁ。

これが一生続いたらいいのに。


こんな感じで俺は完全に浮かれていたのだと思う。


ある政治家が言ってたっけ。


人生には上り坂もあれば下り坂もあります。でももう1つあるんです。


〝まさか〟


まさか俺が留年するとは思ってもみなかった。


考えてみれば、これも原因の一つだったのかな……。

喰われる彼女 亜紀(2) エッチな体験談 寝取られ

俺は大学生活を楽しむ事だけに気を取られていて、学生としてやるべき事をやっていなかった。

ちょっとヤバいなとは思っていたけれど、それでもついついやるべき事を後回しにしてしまって、気付いた時には手遅れになっていた。

浮かれていたというか、気が緩んでたというか。

でも別に留年したからって友達を失うわけじゃない。

皆俺が留年したことを結構ネタにして笑ったりしていて、極少数だけど俺と同じように留年した奴もいて、傷を舐め合ったりしていた。

留年は確かにダメだけど、そういう周りの雰囲気もあってか、俺は物凄く落ち込むって事はなかった。(もちろん少しは落ち込んだけど)

やっちまったよー、みたいな。(たぶんこの時点でも尚、浮かれていたんだと思う)


でも亜紀は違った。

俺がその事を伝えると目を丸くして


「どういう事!?ホントに?」


「うん。」


「うんって……どうしてそんな事になっちゃったの?」


「どうしてって言われても……単位がその……」


この時の亜紀の表情はなんと言い表せばいいか。

怒っているのか、呆れているのか。兎に角俺が今までに見た事ない表情をしてた。

そんな亜紀を見て、俺は急に自分が留年してしまったことを実感し始めた。

喰われる彼女 亜紀(3) エッチな体験談 寝取られ

大学2年目を留年学生としてスタートさせた俺。

自分がこういう状況になって初めて分かったのだが、一年の差って結構大きいんだな。

生き遅れ感が凄いというか。

情けない、恥ずかしいって気持ちが日に日に大きくなっていって、肩身が狭く感じるというか。

特に亜紀の前では。

気持ちを切り替えたつもりでも、この一年の差は今後数年縮まる事はない訳で。

本当は男の俺が亜紀を引っ張っていくはずだったのに、今はその逆。

どう考えても亜紀の方が全ての事に関してしっかりしている。

恋人として付き合い、月日が流れていく中で、俺は亜紀の女性としての強さを目の当たりにする事になり、逆に俺は弱い部分を露呈していった気がする。

ある程度長く付き合い続けていると、そういう人間の本質っていうのはどうしても隠し切れなくなるんだな。

身体は亜紀の方がずっと小さいのに、中身は俺の方がちっぽけだ。

喰われる彼女 亜紀(4) エッチな体験談 寝取られ

旅行の日が近づくに連れて、俺と亜紀は付き合いたての頃のような関係を取り戻しつつあった。

やっぱりカップルにはこういうイベントが必要なんだな。じゃないとすぐにマンネリになっちゃうからな。

旅行に着ていく服や水着を買いに行くのも楽しいし。

何と言っても亜紀の笑顔が増えたのが嬉しかった。


ちなみに、亜紀の水着は2人で選んだ。

最初亜紀が買おうとしたのはスカートが着いた大人しめのビキニだったんだけど、俺の勧めでセクシーというか少しエロいやつを選んだ。


「えーこれぇ?ちょっと大胆過ぎない?うーん……」


「大丈夫だって、絶対これ着たら可愛いって。」


「そうかなぁ。」


亜紀は少し迷っていたようだったけど、まぁ2人だけで行く旅行だし、見るのは俺と現地にいる知らない人だけだろうし、折角だから少しくらい開放的になってもいいかなって事でそれを買う事に。

まぁ少しエロいと言ってもオシャレな感じのデザインで、決して下品な水着ではない。

ただ水着の布は若干小さめのだけどね(三角ビキニの)。

亜紀は小柄だけど、実は結構スタイルが良い。

色も白いし、あとオッパイも結構大きい。

だから亜紀なら十分着こなせると思ったし、俺もその水着を着ている亜紀の姿が早く見たかった。

喰われる彼女 亜紀(5) エッチな体験談 寝取られ

牧原達と同じ飛行機だなんて、最悪だ。

折角良い気分で空の旅を楽しもうと思っていたのに、台無しじゃないか。

大体、大学生の男3人で〇〇島って……向こうで何するんだよ。


「おいおい直樹、なんだよその顔。男3人で〇〇島なんて可哀想な奴らだなって顔だな?」


「い、いや、別にそんな事はないけど……。」


俺は心を読まれてしまったようで一瞬ドキッとしたが、その後牧原はニヤニヤと笑みを浮かべながら俺の耳元でこう小さな声で囁いてきた。


「ま、女は現地で調達するつもりだけどな。」


そういう事か。

思い出した。

俺は知っている。牧原の女癖の悪さを。

どうやらそれは高校時代から変わっていないらしい。

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