「なんだ…アレ……」
大西の股間にぶら下がるイチモツを見た俺は、思わずそんな声を洩らしてしまった。
ぶらぶらと太い足の間で揺れる、その肉竿は…まだ勃起していないにも拘わらず、痛いくらいに勃起している俺のペニスよりも余裕で長く、そして太かった。
アレが勃起すると…
そう考えると寒気がする。
恐らく、太さでも新井に勝るとも劣らない…巨根だ。
更に、その形状は、俺が生まれてから20年間で目にした全てのモノの中で、一番グロテスクで、かつ猥褻に感じられた。
その濁った紫色の、むき出しの亀頭は、平常時であるのに、有り得ないほどにエラが張り出しゴツゴツしている。
竿の部分も、太い血管がまとわりついて、なんとも淫靡だった。
睾丸が納められた陰嚢の大きさも尋常ではなく、そこに溜められているスペルマの量たるや、相当なものだろう…
「ぁん…ご主人様…
そのおチンボ様を、沙織ちゃんにご使用なさるのですね…」
切なそうに…そして羨ましそうに、千枝が文字通り指をくわえて言った。
“そうだ…あのペニスは…沙織を蹂躙しようとしているのだ…”
とんでもない事の様に思えた。
なにしろ沙織は、その体内に、まだ俺の貧弱なペニスしか受け入れた事は無いのだ。
生涯2本目の肉棒が、あんなバケモノじみた肉の塊だなんて…
無理に決まってる。
いくら今の性欲に溺れつつある沙織でも、アレを見れば、畏れをなし、目を覚まして我に返るのではないだろうか?
そう思う一方、あの肉棒を、口を大きく広げ、喉奥まで頬張る沙織を…、陰裂に突き刺され掻き回され、悶えよがる沙織の淫らな姿を見てみたい…
そんな欲望にペニスの疼きは止まらなかった。
沙織自身はうつ伏せに寝転がり、下を向いているので、大西も大西のイチモツも、その目には入っていない。
『失礼しますね』
そう言いながら、大西は、沙織の小ぶりな尻の部分に跨がり腰を下ろした。
長大なペニスと巨大な陰嚢は、そこが本来の収納スペースだと言わんばかりに、沙織の尻の割れ目と太ももの付け根に、その身を収めた。
沙織はおそらく、その圧倒的な質量を感じ、また身体を熱くしているのではなかろうか…
『それじゃ、始めますね~』
大西の言葉に沙織はうなずいただけだった。
大西は、沙織の背中のマッサージを始めた。
暫くは普通にマッサージを続ける。
沙織も笑みを浮かべて気持ちよさそうだ。
だが、そんなマッサージも2~3分で終わりだった。
『次は、スペシャルマッサージに移らせてもらいます』
大西はこう宣言した。
そして、その無精髭だらけの口から、毒々しい紅色の舌を覗かせ…
沙織の綺麗な背中に覆い被さり…
華奢なうなじに吸い付いたのだ。
『んアアッ!!』
沙織が声を上げて仰け反ろうとした。
が、上には大西のでっぷりした身体が乗っかっているために、首を動かすので精一杯だ。
大西は、ローションを舐め吸い取らんばかりの勢いで、沙織の首筋や背中を口で愛撫する。
チュッ…チュッ…
ヂュバヂュバ…
ちゅう…
ピチャピチャ…
ぢゅぅぅ…
レロレロ…
大西の口と舌は、執拗だった。
何度も何度も同じ場所を行ったり来たりしつつ、ぬるぬると刺激を与える。
何度も何度も…
おまけに、その巨大なペニスの生えている腰が、別の生物の様に動いている。
ペニスを沙織の尻に腰に擦りつけているのだ。
グロテスクな肉竿が、沙織の尻の溝に沿って上下に滑る。
その肉塊は確実に、勃起し始め、巨大さを更に増していた。
あのメタボリックな体型で、どうしてそんな動きが出来るのか、不思議だった。
『ぁ…んん…はっ…』
沙織は、大西の下敷きになって、小さな声を上げている。
眉間にシワが寄っているが、口元はほころんでいる。
“沙織は、背中もあんなに感じるのか…”
俺は、ぼんやりとそんな事を思った。
『ん~バッ…沙織さん…チュプ…どうですか…ヂュプ…気持ち…レロレロ…イイでしょう?』
大西が囁く。
『ハイぃ…んん…気持ち…ンアッ…気持ちイイ…ハァッ…』
沙織がうわ言のように答えた。
チュプ…レロレロ…ヂュプヂュプ…ンッパァ…チュウゥ…
沙織を味わい尽くさんと、大西は唇で舌で、白い肌の上を這い回る。
時おり軽く歯まで当てている。
沙織は、その官能の世界にどっぷりと引きずり込まれてしまっているようだ。
大西の猥褻なペニスに、うつぶせのまま自分から尻を浮かして押し付けてさえいる。
その浮かんだ隙間に、大西は手を差し込んだ。
そして、下腹部をさする。
決して直接、性器には触れずに、だが性器への刺激を意識させる様に、ベッドと沙織の間に差し込んだ手で、ツルツルに剃り上げられた恥丘を撫で回している。
なんともいやらしい光景だった。
ガマンできない…
「ち…千枝さん!!
お願いだ!!
片手だけでイイから、手錠を外してくれ!!!!」
気が付けば、そう叫んでいた。
「片手だけ?
何をするの?」
千枝は、いやらしい笑みを浮かべて、俺に身体を押し付けて訊いてきた。
「理由を教えてくれたら、外してあげない事もナイよ」
「…もう…限界なんだ…
オナニー…オナニーがしたいんです!!!
このままじゃ、俺がオカシクなってしまう…
お願いします!!!
手錠を外して!!!!』
我ながら恥ずかしい事を言っていると思う。
だが、ホントにどうにかなりそうなくらいに俺のペニスは疼いて疼いて…仕方が無かった。
「へぇ~
自分の彼女が、他の男にやらしい事をされるの見て、オナニーしたいんだ~
ふふふ…変態だね。
そーゆーの何て言うか知ってる?
“寝とられマゾ”って言うんだよ」
もう何と呼ばれようとどうでもよかった。
とにかく、ペニスを握りしめ、擦り、思いっきり射精したかった。
「お願いします!!
チンポ擦らせて下さい!!
お願いします!!」
「じゃあ、自分がマゾだって認める?」
「み…認める、認める。
俺はマゾです!!
寝とられマゾです!!」
ここで俺は開き直れた気がした。
「ハイ、よく出来ました。
でも、ゴメンね。
手錠は外せないの。
ご主人様からの許可が無いとね」
「そんな…」
絶望のドン底に突き落とされた気分だった。
だが、千枝が思わぬ申し出をしてくれた。
「でも、あんまり可哀想だから、アタシが手でしてあげよっか?」
地獄に仏、まさにそんな感じだった。
俺と沙織がこんな目に合わされる契機を作った、憎き女だったが、この時ばかりは沙織以上に愛しく思えた。
「おっ…お願いします。
千枝さん、手でして…手コキ…お願い」
「ふふふ…オッケー
正し、1000回擦ったら終わりだからね!!」
それでもよかった。
おそらく、今の状態なら、1000回はおろか、100回も摩擦されないうちに射精してしまうに違いない。
俺は声も出さずに、千枝の顔を見つめて、コクコクとうなずいた。
スタジオでは、大西が相変わらず沙織の尻にペニスを擦りつけながら、沙織の背中を唾液まみれにし続けている。
沙織の快感に溺れる姿に、俺は嫉妬とともに、性欲が溢れてくる。
千枝は、仮性包茎の為、亀頭の下で必要以上にダブついている皮をペニスの根本に引き寄せた。
それだけで凄まじい快感が身体を貫く。
「くぅっ!!」
ビクビクッとペニスが震える。
“きっ…気持ちいい…
こりゃ100回どころか、10回も持たないかも…”
事実、既に射精感が限界まで込み上げて来ていた。
身体の芯から蕩けそうだった…
千枝は快感に喘ぐ俺を満足そうに眺め、もう片方の手に唾液をたっぷりまぶし、その手の平で亀頭上部を押さえた。
「ぐうぅ…」
「ふふっ…
相当気持ちいいみたいね。
じゃ、1000回ね…
い~ち…」
千枝はそう言いながら、亀頭を力強く押さえつけ、グリグリと擦り始めた。
限界はすぐに訪れた…
「よ~ん…」
「あぁあっ!!
もうイキますぅ!!
千枝さんイクッ!!」
「ご~お…」
「うぐぅぅぅ…ぁっ…」
ドプゥッ…ドクッ…ドクドク…
情けないが、回数にして僅か五回で、射精してしまった…
ところが…
「ろ~く…
な~な…
はち…きゅう…ジュウ…11…12、13、14、15…」
千枝は、手の動きを止めようとしない。
射精したばかりの大量の生暖かい精子を利用して、亀頭を擦る動きを早める。
「ち…千枝さ…ん…ぁあっ…
ちょ…ま…ぐぅあっ…」
「33.34.35.36.37.38.39…」
俺の訴えを無視して、射精したばかりの敏感すぎる亀頭を、千枝は責め立てる。
物凄い快感とともに鈍い痛みのような感覚がペニスを襲う。
千枝は、腰を捩らせその快感から逃れようとする俺を許さず、ひたすら数を数えながら、亀頭嬲りを続ける。
「がぁあぁ…ぐぅぅ…
ギブギブギブ…
千枝さん…おぁあああ…
やめ…くぅ…やめて!!」
「156.157.158.159…」
間違いなく千枝は1000回…亀頭を擦り立てる気だった。
「おおおお…くぅぅぅ…
ア゛ア゛ア゛ア゛…」
「364.365.366.367.368…」
そして500回を少し過ぎた頃…
鈍痛を伴う快感に、尿意のような感覚が込み上げて来た。
すでに腰は、自分の意思とは関係なくガクガクガクガク激しく動いていた。
「ぐぁあぁ…
漏れる漏れるぅ…
おあぁあ…千枝さん!!
出る出る!!!
ぎぃぃい…小便出ます!!!」
この言葉を聞き、千枝はようやくカウントを止めた。
だが手の動きは止めない。
「いいよ~
出しちゃいなよ。
ガマンしなくていいんだよ~。
出したら、オチンチンの方も止めたげる」
「ああっ!!
そっそんなぁああぅう…」
「522.523.524…」
「ぐぅぅぅ…ぉおおあっ…」
もうホントに限界だった…
プシャ―――――…
「あっ…あっ…ぁぁ…」
結局、俺は大量に失禁してしまった。
失禁直前の快感に比べると、意外とあっけない感じだった。
だが…恥ずかしくて仕方なかった。
拘束されていたとは言え、尿意をガマンできなかったのだ…
千枝によって強制的に排尿させられた…そう思った。
「やったー!
ホントに男の人も、潮吹いちゃうんだ。
すごーい。
やっと成功したよ~」
「し…潮?
これ…小便じゃ?」
「う~ん…
おしっこじゃないんじゃないかなぁ?
ご主人様から、こうすると男も潮を吹くぞって教えて頂いたからね、試してみたの。
見事成功。やったね」
無邪気にピースサインで、千枝は答えた。
男の潮吹き…初耳だった。
だが、言われてみれば、尿とは違う液体が噴出したようにも思える。
なんだか少し安心した。
そこで、我に返った。
“沙織…沙織は、どうなった?”
気だるい身体で、モニターに目を遣った。
大西は、まだ、沙織の背中に貼り付いていた。
いやらしい音を立てながら肩やうなじに唇と舌をはしらせている。
長大なペニスも沙織の尻の溝を滑っている。
大西は、沙織を舐めながらも、何事かを耳元で囁いたりしていた。
それに対し、沙織は快感の吐息とともに、クスクス笑ったりして答えている。
まるで本当の恋人どうしの様だった…
俺は嫉妬した。
『そろそろ、前の方もしようか?』
大西が、少し大きな声で言った。
今のは、俺に聞かせるための言葉だろう…
言葉遣いが少し砕けたものに変わっているのが、俺をイラつかせた。
その大西の言葉に対し沙織は
『…ハイ』
当然の様に答える。
そして、胸も股間も隠そうともせず、仰向けになった…
豊かな乳房の上にある、桜色の乳頭は固く勃起し、大西の愛撫を待っているようにも思える。
大西は、沙織の股を少し開かせた。
そして自分の足を、その開いた脚の間に真っ直ぐ伸ばした状態で、沙織の上に覆い被さった。
その凶悪な肉棒は、これまた当然のように、ツルツルにそりあげられ露になった、沙織の縱スジの上に納められる。
手は、胸に添えられている。
大西は、沙織を見つめ…
いやらしく舌を口から伸ばし…
チュプ…
その沙織の…
唇に吸い付いた…
沙織は可憐な唇を半開きにし、自らも半ば舌を出し…
目を閉じて、それを受け入れた…