薄暗い廊下を、俺はノロノロ這って進んでいた。
前方にはでっぷりと太った中年男がのそのそ不自然な足取りで歩いている。
その中年男のすぐ前には、スレンダーな美女が、これまた全裸で、男の股間に自分の尻を密着させ、喘ぎ声を出しながらヨチヨチ歩きをしていた…
結局…
結局俺は、大西の提案を断る事も、無視する事も出来ず…
直接、この目で最愛の恋人沙織の恥態を見るべく、こうして廊下の突き当たりにあるスタジオに歩を進めていた…
右手首と右足首、左手首と左足首を各々手錠で拘束されているので、不安定な四つん這いで進むしかなかった。
しかも首輪を付けられ、鎖までジャラジャラ引きずっているのだ…
後ろからみると、肛門丸出しのこれ以上ない屈辱的な格好をさせられ這い進んでいるのだ。
惨めだった。
前方を進む大西のペニスは、千枝の真っ赤に充血した割れ目に突き刺さっている…彼らは、いわゆる立ちバックの体勢で歩いていた。
千枝は、先程から何度も絶頂に達し、ポタポタと夥しい淫水を垂れ流しながら、それでも大西の巨根をヴァギナから放すまいと、大西の両手を引っ張りお互いの体を密着させ、ヨチヨチ歩きをしている。
大西は、腰をゴリゴリと千枝の尻に押し付けながら、引っ張られるままに進んでいく。
大西のペニスが千枝の淫穴の奥を力強くこさぐ度、千枝の覚束ない足は止まり、その、これ以上ない程に密着した肉と肉の隙間から、ボタボタボタとはしたなくも液体が滴り落ちた。
「まったくもう…
千枝も、相変わらずだらしのないおマンコですねぇ…
早く進んでくれないと朝になってしまいますよ…
それとも、お前のマンコからチンボ抜きましょうか?」
僅か10メートルに満たない距離なのに、遅々として進まない足取りに業を煮やしたのか、大西が千枝を脅すように言った。
「ハァッ…ハァッ…
ご…ごめんなさいご主人様…ぁアァ…
ちゃんと歩きますから…ンッ…
チンボ、千枝のおマンコに突き刺したままでいて下さい…ハァア…」
千枝が、俺には決して見せることのない媚びた視線で大西に訴えかけた。
「それじゃあ、サッサと進みなさい」
大西はそう言うと、分厚い掌で、千枝の尻を容赦なく張った。
バチーン!!と強烈に乾いた破裂音が響き、千枝は悲鳴を上げ仰け反り、そしてまたヨチヨチ歩きを始めた。
先程から、物理的な刺激に飢えていた俺には、その痛みを伴う激しいスパンキングでさえ、甘美な行為に思え、羨ましくて仕方なかった。
この勃起が治まらず、ズキズキ痛むペニスに刺激を与えて貰えるなら、それがどんな行為であれ、受け入れたかった…
そんな事を夢想している内に、ようやくスタジオのドアの前に到着した。
一応、防音になっているのか、中の物音は洩れ出て来ない。
だが、それが、より一層俺の想像を刺激した。
…この扉の向こうで…
俺の大好きな沙織は…
清純な沙織は…
大嫌いな新井に…
獣のような新井の…
極太ペニスを…
愛撫し…
舐め…
しゃぶり…
極太ペニスで…
貫かれ…
蹂躙され…
嬌声を上げ…
その黄ばんだ濃い精液を…
顔に…
口に…
豊かな胸に…
おマンコに…
考えれば考えるほど…想像すれば想像するほど…絶望的で、鬱々とした気持ちになってくる…
だが、俺は、そんな光景を間違いなく期待している…
だからペニスは、そんな期待に痛いほど勃起し痙攣しているのだ…
俺に見られていながら、俺以外の肉棒によって、淫らに乱れ狂う沙織を、俺は、絶望的な気分で見たいのだ…
千枝が喘ぎながら、ドアノブに手を掛け、ドアを開いた…
繋がっている大西と千枝越しに、俺は、ドキドキしながらスタジオ内部を覗き見る。
ソファベッドの上には…
誰も居ない…
だが…
「ァン!ァン!ァン!ァァァ…」
沙織の喘ぎ声が響いている。
間違いなく、新井に玩ばれている。
大西が、こちらを振り返り、ニヤニヤ笑った。
「沙織…
やはりお楽しみでしたねぇ…木下クン…」
「ぁぁ…」
俺は情けない声を洩らす事しか出来なかった…
「ハイ、千枝。
サッサと中に入りなさい!!
彼に、クニと沙織がおマンコしてる所を早く見せてあげないと」
大西は、そう言いながら、再び千枝の尻をキツく叩いた。
千枝の尻は、真っ赤になっている。
それでも千枝は、歓喜の鳴き声を上げ、ぎこちない足取りで、ガクガクしながらスタジオの中に入って行く。
俺も惨めな体勢のまま、スタジオ内に這い進んだ。
すると大西は、俺の首輪の鎖を、何の為に設置されたのか分からない頑丈な鉄パイプにくくりつけた。
無論、ペニスは千枝に挿入したままだ…
どうあっても、俺には行動の自由は与えてもらえないらしい…
シャワーブースの中に二人は居た。
沙織は…
沙織は…
こちらに向かって、シャワーブースの半透明の磨りガラスに上体を押し付けられて…
新井に後ろから、貫かれている様だった…
磨りガラスに、頬っぺたと両手、そして両胸を押し付けられ、後ろから、新井に激しく突かれている…
磨りガラス越しに、ハッキリとヘチャげたピンク色の乳首が確認出来た。
期待し、覚悟してはいたが…
さっきモニター越しに見た光景だったが…
やはり、堪らなく悲しい光景だった…
沙織が、俺以外の男のペニスを体内に受け入れ…、俺とのセックスでは聞いた事のない程の大きな声で、感じ喘いでいる…
胃の辺りをギュッと掴まれ、揺さぶられた様な感覚がした…
頭がボーッとする…
だが、情けない事に…
ペニスは…
これ以上ない程にいきり立っていた…
とめどなくカウパー氏腺液が溢れる。
俺の感情とは裏腹に、身体は興奮しきっている。
鬱々とした気持ちのまま、射精したくて仕方がなかった。
ズパーン!!ズパーン!!
新井の乱暴な腰の動きに合わせて、おそらく沙織の尻からであろう激しい破裂音が、耳に飛び込んで来る。
「アンッ!!アンッ!!アンッ!!」
紛れもない沙織の、可愛らしい声も響いて来る。
千枝に挿入したまま、大西は、シャワーブースの近くまで歩を進めさせ、中に向かって声を掛けた。
「やぁ、お二人さん…
お楽しみですね」
「あ、監督…
もう戻って…く…来られたんスか?…あぁ…」
大西の問いかけに答えたのは新井だったが、相当気持ちイイのだろう…快感の吐息が、言葉の端々に洩れる。
「クニ、どうです?
その沙織の淫乱マンコの具合は?
最高でしょう?」
そんな風に声を掛けながらも大西は、ペニスで千枝の奥深くをゴリゴリと擦るような、いやらしい腰の動きを続ける。
千枝は、歯を喰いしばり仰け反って、その快感に耐えている様だった。
「ふぅ~、スゲーッス…
このマンコ、マジ気持ちイイっスわ…
ヤベェッス…くっ…」
新井は、沙織の尻をピシャピシャ叩きながら答えた。
「沙織。
どうです?
クニのチンボも中々のもんでしょう?」
大西は、新井の極太棒に蹂躙され喘ぐ沙織にも声をかける。
「ハァァ…
ご主人様ぁぁぁ…イイッ!!
クニさんのチンボも…ハゥッ…
スゴいです!!」
大西に対し、ごく自然に“ご主人様”と呼び掛け返答する沙織が、もう全く手の届かない存在になってしまったかのように思え、俺の嫉妬心は、更に高まる。
「それにしても…
さっきボクのチンボで気絶するくらいによがりまくったクセに、もうクニのチンボをお楽しみだなんて…
ほんとにはしたない淫売マンコですね…
沙織はチンボなら誰のでも良いんじゃないですか?」
「アンッ!!アンッ!!
そ…そんな事…はン…言わないで下さい…
アアア…
イジメないでぇぇ…
アンッ!ァァァアンッ!!」
沙織の“イジメないで”の言葉が、空々しく聞こえたのは気のせいだろうか…
「イジメないでって…
沙織のそんな姿、彼氏が見たら泣きますよ。
恥ずかしくないんですか?
彼氏でもないチンボで、そんなに気持ちよくなって」
大西がこちらを振り返りながら言う。
「恥ずかしい…ァァァァ…
恥ずかしいですぅ…
ゴメンなさい…ハァア…ゴメンなさい…ァアアイイッ!!
コウくんゴメンッ!!」
沙織は、快感に悶え、意識が混濁しているのだろう。
まだこの場に俺が存在しているのは知らないハズなのに、俺の名を呼びながら謝罪をした。
つまりは罪の意識を感じているのだ。
俺は少しだけ救われた気がした。
「おやおや、そんなによがりながら謝ったって、説得力がありませんよ。
じゃあ、クニのチンボ抜いてもらいますか?
そのコウくんとやらのチンボで、沙織は満足できますか?」
俺に対する謝罪の言葉を聞き、気を悪くしたのかもしれない、大西は、沙織にそんな脅しをかけた。
磨りガラス越しに、クニの動きが止まったのが見えた。
その瞬間
「イヤァ!!イヤァ!!
クニさん、チンボ抜かないで!!
チンボ動かして!!
ゴメンなさい!!
ゴメンなさい!!
ご主人様ぁお願いしますぅ」
沙織が、狂ったように尻を振りながら叫ぶ。
「ほら、やっぱり沙織はコウくんのチンボじゃダメなんでしょう?」
「ハイッ!!
沙織はコウくんのチンボじゃダメです!!
だから…早く…早く…」
沙織は快感を得るため、腰をくねらせようとするが、新井がガッチリと押さえ付けているのか、満足な刺激を得られない。
「コウくんのチンボとクニのチンボ、どっちが好きなんですか?」
「クニさんのチンボッ!!
クニさんの太チンボの方が好きっ!!」
「じゃあ、ボクのチンボと、コウくんのチンボは?」
「ご主人様のっ!!
ご主人様のデカチンボに決まってます!!
ご主人様のチンボが一番大好き!!」
大西はそう言わせて満足したのか、またこちらを振り返りほくそ笑んだ。
「じゃあ、クニ…
そろそろ、そのマンコ奴隷返して貰えますか?
二人ともこちらへ出てきて、イッてしまいなさい」
「ウ~ッス。
おら、沙織…
ご主人様の命令だ。
このまま外へ出るよ~」
新井は、大西の言葉に従い沙織の尻をピシャリと叩き、繋がったままシャワーブースの外へ出るように促した。
沙織は、磨りガラスに押し付けられていた上体を離し、手を床に付けた。
そしてガクガクと膝を震わせながら、シャワーブースのドアへ向かって、ノロノロと進み始めた。
時々気まぐれに新井が腰を突き出すと、沙織は嬉しげに悲鳴を上げ身体を仰け反らせた。
大西も、同じように、その巨大な肉棒を卑猥な腰つきで操りながら、千枝のヴァギナをゆっくりと楽しんでいる。
そして、ようやっとシャワーブースから出てきた沙織は、奇しくも全く同じ体位で大西に貫かれている千枝に気付き、唖然とした顔をした。
どうやら鎖に繋がれた俺の存在には気付いていないらしい。
「ちっ…千枝さん!?
何で!?何で!?」
当然の事だが、予想外の人物の登場に、沙織は狼狽し手で顔を隠そうとする。
だが一方の千枝は、自分に与えられる巨大なペニスの快感に酔っているため、沙織の事などそっちのけだ。
「ダメッ!!ダメッ!!
クニさん!!ご主人様!!
止めて!!止めて!!」
同性の千枝にセックスを見られるのは抵抗があるのか、沙織は我に返って暴れようとした。
ズパーン!!
「ハアアッ!!」
沙織が仰け反り叫ぶ。
新井はたった一度のピストン運動で、暴れた沙織の動きを制してしまった。
「パニクんなよ沙織…
千枝を見てみろよ…
ご主人様のチンポくわえ込んで、スゲー気持ちよさそうじゃん
こっちはこっちで楽しめばイイんだよ~
だいたいお前の“恥ずかしい”は“気持ちイイ”、“見られたくない”は“見て欲しい”だろ~?」
新井は綺麗な髪の毛を引っ張り、沙織の上体を起き上がらせ、その耳をベロベロ舐めながら囁いた。
その手は、柔らかな乳房を揉みしだいている。
「ぁぁぁぁ…千枝さん…ご主人様ぁ…」
新井のペニスの一突きで、再び官能の世界に引き戻された沙織は、目の前で、はしたなく喘ぎ声を上げながら、大西の巨大なペニスを突き入れられている千枝を見つめていた。
俺には、そのつぶらな瞳に、嫉妬の炎が灯っているように見えた。