「よ~しっ!勝ったぁ!」
「ハハッ!やっと亜紀ちゃんのオッパイだよぉ。」
ようやく亜紀が負けた事で今まで以上の盛り上がりを見せる男達。
「私が負けるまで続けるなんてズルいですよぉ……」
「へへ、今さらそんな事言ってもダメだよ。じゃあまずは一抜けした牧原からだな。」
「え~本当にやらないとダメなんですか……?」
「当たり前じゃん。ルールにはちゃんと従わなくちゃ。俺達だって腕立て沢山やったんだから。」
「ほら、亜紀ちゃんこっち来て、ここに座って。」
牧原に呼ばれて、渋々ソファに座る亜紀。
「もぉ……しょうがないですね。」
「牧原の次は俺な。」
そう言って亜紀の胸を揉むのが楽しみで仕方ないといった感じの篠田。
亜紀は篠田のその様子が可笑しかったのかクスっと笑った。
「フフッ、男の人って本当に好きですよね。」
「何が?オッパイ?」
頷く亜紀。
「そりゃ男は皆オッパイ好きでしょ。オッパイ嫌いな奴なんていないよ。」
「フフッ、そうなんですね。」
俺はそんなやり取りを見て、亜紀は本当は牧原達に胸を揉まれてもいいと、最初から思っていたのではないかと感じていた。
じゃないと負けるまでゲームをやる訳がないし、それに今の亜紀の表情……胸を揉まれる事を恥ずかしがってはいるけれど、どこかやっぱり嬉しそうだ。
自分の乳房に男達が執着している。触ってみたい、揉んでみたいと言って夢中になっている。
亜紀はまるでそれを喜んでいるかのようだった。
「じゃあ亜紀ちゃん、両手を上げて、そのまま頭の後ろで組んでみて。」
「こ、こうですか……?」
「そうそう。で、背筋伸ばして。」
座った状態で腕を上げ、背筋を伸ばした事で服の上からでも強調される亜紀の胸の膨らみ。
少しふんわりとしたワンピースでも、この姿勢だと亜紀の胸の大きさがよく分かる。
「なんかやっぱり恥ずかしいですね……。」
「そのままの姿勢を保っていてよ。」
「……はい。」
牧原の両手が、亜紀の後ろから伸びてくる。
そしてその男らしい大きな手が、亜紀の胸の膨らみを揉み始めた。
「おお、柔らけぇ……。」
「ン……」
亜紀は恥ずかしそうに下唇を少し噛んだ。
亜紀……
大切な彼女が……他の男に、あのヤリチンの牧原に胸を揉まれている……
その光景が、俺の心を握り潰すように強く締め付けていた。
「おい牧原、どうなんだよ?亜紀ちゃんのオッパイは。」
「最高、超柔らかいし、これは良いオッパイだわ。」
そう言いながら手をゆっくりと動かし、満足そうな笑みを浮かべる牧原。
「マジかぁ、あ~俺も早く揉みてぇ!」
胸を揉まれながら男達の会話を聞いて顔を赤くする亜紀。
「亜紀ちゃんやっぱりオッパイ大きいね、これ何カップ?」
「え、カップですか……ン……えっと……F……です。」
「F?おお、やっぱりそれくらいあるかぁ。」
「Fカップ良いねぇ、理想的だよ。」
牧原達はまるで評論家のような口ぶりで亜紀の胸を褒めていた。
そしてここで突然篠田が少しだけ俺の話題を出し始めた。
「亜紀ちゃん、Fカップだと彼氏も喜ぶでしょ?」
「え、喜んでるのかなぁ……分かんないですけど。」
「オッパイ褒めてくれないの?彼氏。」
「う~ん特には……」
「え~こんなに良いオッパイなのに?」
「そういう事は、普段あんまり話さないですからね……」
俺は確かに亜紀の胸をハッキリと褒めた事はなかったかもしれない。
しかし、かと言って俺は亜紀の胸に興味がない訳じゃない。寧ろ好きだし、魅力的だと思っている。
でもあんまり大きいとか柔らかいとか、そんな牧原達のように下品な言い回しはした事がなかったし、そんな風に言ったら亜紀に嫌われると思ったから……。
「亜紀ちゃん的にはさ、どうなの?オッパイ褒められるのって嬉しい?それともセクハラっぽくて嫌?」
「う~ん……場合によるっていうか……嫌がらせみたいなのじゃなければ。」
「じゃあ俺達にこうやって褒められると嬉しい?」
「ん~……嬉しい……かな。」
そう言って亜紀は笑顔で応えた。
「じゃあ俺達にオッパイ揉まれるのも嬉しい?」
「え~それは……分かんないです、とにかく恥ずかしいです……」
嬉しそうにしてるじゃないか、さっきから。全く抵抗もせずに。
「いやでも、亜紀ちゃんオッパイ本当に素敵だよ。昼間水着で見た時もそう思ったけど、これはマジで自信持った方が良いよ。」
「そ、そうですか……フフッ、ありがとうございます。あの……それよりこれっていつまで続くんですか?」
気付けばもう5分以上牧原は亜紀の胸を触り続けていた。
「そうだよ牧原、なに1人でずっと揉んでんだよ、早く俺に交代しろって。」
「分かった分かった。」
そうして牧原が一旦亜紀から離れて、今度は篠田が亜紀に近づいた。
「俺は後ろからじゃなくて正面からいきたい派なんだよなぁ。こっちの方が亜紀ちゃんの表情も見れるし。」
そう言って篠田は亜紀と向き合う形で両手を亜紀の胸へと伸ばし、揉み始めた。