背後から抱きついたまま、千枝は右手で、俺の股間をなで始めた。
デニムの厚い生地越しではあったけれども、その刺激は確かなもので、俺は興奮をつのらせていった。
あの…普段はサバサバした感じの千枝さんが…
そう思うと、ますます昂る。
俺は、千枝の彼氏である新井が酔っ払った時に言っていた言葉を思い出していた。
「アイツ(千枝)、夜は激エロだぜ。
自分からチンポ触って来るしよぉ。
ま、そう仕込んだのは俺なんだケドな…へへへ…」
…これも、新井先輩に仕込まれたテクニックなんだ…
なんて思いつつ、快感に身を委ねていた俺は、いつの間にか千枝によって支えられるカタチで上体を起こされ、更に上半身は服を脱がされ裸になっていた。
「木下って…フン…
Mなんだね…ピチャ…
さっきから…ジュルッ…
完全に、されるがままじゃん…チュッ…」
千枝が耳をしゃぶりながら囁いた。
そうしている間も両手は前にまわし、左手は乳首を中心に上半身全体を、右手ではデニム越しに絶妙の力加減でペニスへの愛撫をサワサワサワサワ続けていた。
「Mなんかじゃ…ンッ…
ナイっスよぉ…ハァ…
でも…キモチイイっス…アァッ…」
この際、もうどうにでもなれと開き直ってしまうコトにした俺は、正直に千枝に感想を伝えた。
「だんだん…チュバッ
素直になって来たじゃん…ジュルジュル…」
千枝は、背中からワキの下まで、舐め回す範囲を拡げて来た。
そして
「じゃあさ、木下…チュチュ…
そろそろ…ピチュ…
直接…ンふぅ…
触って欲しいんじゃない…あン…」
千枝は、自分で舐めているだけで、明らかに感じて来ているようだった。
「えっ…?
ンあっ…なっ…何を…んン…
ですか?…はぅ…」
なんとなく想像はついたが…というか、もう直接触って欲しい部分といえば、一つしかナイのだが、敢えて訊いてみた。
「んふふふ…
もう…チュバッ…
分かってるンッ…クセにぃ…
チ・ン・コ
だよぅ…あんッ
木下ぁ…
その硬く勃起させたチンコ…はぁン…
アタシに…チュルッ…
直接触って欲しいンンッでしょ?」
千枝は、俺のワキを舐めながら…ワキ毛に大量の唾液をつけながら、アッサリと『チンコ』と言う卑猥な言葉を口にした。
無駄に恥ずかしがらないトコロが、いかにも千枝らしいのだが、普段接している姿からは、想像もつかない言葉を口にされたコトによって、俺は我慢することが出来なくなってきた。
「はぁ…
さ…触って…ンあ…欲しいです…ン」
「ふふふ…チュバッ…
じゃあ…ピチュ…
お願いしないと…チュルッ…
“大好きな千枝先輩、ボクのチンコ、弄ってください”
って…ンふ」
「エェっ…?
そんなぁ…アァ
お願いンしまぁすよぅ…んン…」
絶妙なタイミングで、千枝が俺の背中を甘噛みしはじめた。
「ダメ…ハグ…
ちゃんと…チュッ…
お願いしないと…」
そう言いつつも、千枝は両手を俺の下半身の方へ伸ばし…
ベルトを外し…
デニムの前ボタンを外し…
ファスナーも下げ…
更に両足まで駆使して…
デニム自体も少し下にズリ下げた。
デニムをズリ下げる時に、一緒にボクサーブリーフまで、ズリ下がりそうになったが、勃起したペニスが引っ掛かり、結局、千枝の目に直接触れさせるコトはできなかった。
千枝は、一旦、背中を舐めるのを止め、俺の耳元で囁いた。
「ホラ…
チンコ、窮屈そうだよ…
可哀想だよ…
可哀想なチンコだね」
そう言うと、ブリーフのウェスト部分に引っ掛かり、今にも飛び出しそうな勃起したペニスの裏筋に沿って、薄布越しに右手の中指の爪と左手の中指の爪を交互にツーーッとなぞらせ続けた。
これは、腰がガクガク動くほどの快感だった。
千枝は、俺の肩越しに、そのブリーフに包まれ勃起したペニスを見ながら、そして俺の意図しない腰の痙攣を見ながら、イタズラっぽく微笑んでいる。
「あれ~木下クン…
そんなにキモチイイのぉ…?
腰がカクカク動いてるょ。
いやらしぃ~
あっ!!
何か、パンツにシミが付いてきてるぅ」
そう言うと、今度は、左手の人差し指で、ブリーフ越しにシミの付いた部分、尿道口のあたりを押さえた。
そして、離したその指には、ブリーフから何かネバ~っとした液体が糸を引いていた。
「木下ク~ン~
ナニこれぇ?
なんか、妖しい汁が出てるケド…
大丈夫ぅ?」
完全に主導権を握られてしまった俺は、もう直接触って欲しくて仕方なかった…
「せ…んン…ぱい…
もう…勘弁ンあ…
してくだぁさい…アッ
触って…下さいよ…ンふぅ」
「さっきから触ってあげてんじゃん…
ホラホラ」
千枝はそう言うと、今度はブリーフ越しに、陰茎を鷲掴みにし、上下に乱暴にシゴく素振りをみせた。
「アァ!
そ…んン…そうじゃぁなくて…ふぁあ…
直接…お願いしま…ンッ…すぅ」
「だからぁ…
ナ・ニ・を?
直接触って欲しいの?」
千枝は、ほんのついさっきまで、俺の背中ですすり泣いていたとは思えないくらい、楽しげに俺を責めてくる。
俺は耐えきれず、ついに言ってしまった。
「アァ~…
お願いします!!
チ…チンコを直接触ってください!!」
恥ずかしかった…
「チンコ」と言う言葉を、女性に“言わされた”のが、恥ずかしかった。
だが、それと同時に、なんだかもう一段階、解放された様な、そんな気分にもなった。
「“大好きな千枝先輩”ってのがナイよ。
誰に触って欲しいの!?
誰に!?」
よりヒステリックにブリーフ越しにシゴく手を速める千枝。
「あぁ…!!
千枝先輩です!!
千枝先輩です!!
大好きな千枝先輩です!!
お願いします、大好きな千枝先輩、ボクのチンコを直接触って下さい!!!」
あの時の俺は、より一層の快感を得ようと、恥ずかしいくらい必死だった。
「そんなに、頼まれちゃぁ、触ってあげないワケにはいかないなぁ…
カワイイ後輩クンの頼みだ、一肌脱ぎますか。
んで、この恥ずかしく勃起したチンコを直接触って欲しいのね?」
「ハイ、そうです…
その勃起したチンコを直接触って下さい…」
屈辱だった…だが、快感でもあった…
「木下…やっぱアンタ、ドMだわ…フフフ」
そう言いながら千枝は、右手をおもむろにブリーフの中に突っ込み、痛いくらいに勃起したペニスの根本の方を握りしめた…
「うぅっ!!」
「スゴーい…硬ーい!!
よっぽど興奮してたんだね…
ほら!直接触ってあげたよ
何か言うコトはナイの?」
「アンッ…
あっ…ありがとうござ…ひぃ…ます…んン」
絶妙な握り方で小刻みにペニスを弄くりまわす千枝のテクに、ホントに恥ずかしいくらい感じてしまっていた。
「もぅ…
こんなに硬くしちゃって…
でも…
あれ~…?」
触った感触だけで俺のペニスを弄んでいた千枝が、不意に何か異常をみつけたような反応をした。
「ど…どうかしましたか…?」
「んふふ…」
千枝は俺の問いかけには応えず、再びイタズラっぽい笑顔を見せながら、俺のブリーフを下に引きずり下ろした。
勃起したペニスは、先程と同じようにウェストゴム部分に引っ掛かったが、千枝はそれに構わず、強引にブリーフをズリ下げた。
ペニスは一度、ブリーフと一緒に下向きになり、そして勢いよく跳ね返り、俺の下腹部を“ペチン”と叩いた。
相変わらず、俺の肩に頭を乗せていた千枝は、そのペニスを観察するようにじっくり見た後、俺の目をジーッと見つめ…
ニヤリとして、耳元に唇を寄せてこう言った。
「やっぱりね…
木下クンって…
ホーケー君なんだ…ふふふ」