『あっ…ごっ…ゴメンなさい…』
自分の行動を恥じ入った様子で謝る沙織の目には“フェラチオが出来なくて残念”と言うような感情が滲み出ているように思える。
『だいたい、彼氏以外のおチンボを啣えるなんて、出来ないっておっしゃいましたよねぇ?』
意地悪そうな笑みを浮かべ大西が言う。
沙織は、何も答えずうつむいてしまった。
『そう言えば、彼氏さん、あまりフェラチオさせてくれないって話でしたよね?
沙織は、実はフェラチオ好きなんですか?』
声のトーンを優しくし、大西が訊いた。その手は、また沙織の頬を撫でて耳たぶを弄くっている。
『よく……わかりません…
けど…嫌いじゃありません…
お口の中でおっきくなるんだ、気持ちよくなるんだ…って思うと、嬉しいですし…』
沙織は、大西を見上げて答えた。
『でも、彼氏さんは、長い時間はしゃぶらせてくれない?』
『……はい』
まさか沙織がフェラチオに悦びを感じているとは思ってもいなかった…
そうと知っていたら、じっくり舐めて貰ったし、口内発射だってさせてもらいたかった…
性交渉の場に於て、沙織の気持ちを分かった様なフリをしていた事が、恥ずかしくも惨めだった。
『じゃあ、せっかくだから、ボクのおチンボで練習してみますか?』
“やはり、そう言う展開か…”
先程は、半ば拒絶するような事を言っておいて、改めて“沙織が求めるなら仕方ない…”と言った感じで、フェラチオをさせるつもりなのだ…
『…いいん…ですか?』
案の定、沙織はそう答えた。
『沙織が、おチンボしゃぶりたいっていうなら、いいですよ。
ボクのおチンボ、貸してあげましょう』
『おチンボ…しゃぶりたいです…』
催眠術にかけられたかのように、沙織は卑猥な言葉を呟いた。
大西は偉そうに腰に手を当て
『いいですよ』
と再び、沙織の眼前に肉棒を差し出した。
沙織は口を拡げ、そのぺニスにおずおずと近付く…
『お口に入れる前に、何か言うことがあるんじゃないですか?』
ぺニスに唇が触れる寸前で、大西が、少し大きな声を出した。
『…あ、ゴメンなさい…
失礼します』
沙織はそう言い、唇を不気味な亀頭にくっつけようとした。
だが沙織の頭を押さえ、大西はそれを許さなかった。
『じゃなくて“おチンボいただきます”ですよ』
こう言う細かい発言一つ一つをコントロールしてやるのが、調教なのだろう…
沙織は、無意識の内に、その大西による性の調教を受け入れてしまうのだ…
『……お…おチンボ…いただきます…』
沙織は恥ずかしそうに言った。
『はい、召し上がれ』
大西は偉そうに許可を出した。
いつの頃からか、大西の態度が、沙織の機嫌を窺うものから、傲慢なものに変わっていた。
沙織は目をつむり、舌を伸ばし、再びその唇を、大西のペニスのエラの張った亀頭に近づけた。
チュプ…
ピチャ…
チュパ…
沙織は、目をつむったまま、大西の亀頭を舐めたり、口づけしたりしている。
見る間に、萎えていた大西のぺニスに力が漲り始めた。
その陰茎はドス黒く、ゴツゴツとした血管を纏い太さを増し、濁った紫色の亀頭は、更にエラを張り出し、パンパンに膨らんで言った。
『沙織…
目を開けなさい』
大西の命令に、沙織はゆっくり目を開け、大西の顔を見上げた。
『おチンボを見てごらん』
沙織の視線が凶悪なぺニスに注がれる。
『……凄い…』
生唾を飲む音が聞こえた。
『どうですか?
ボクのおチンボ』
ニヤニヤしながら大西が訊く。
『立派です』
『そうですか…
立派なおチンボ、好きですか?』
沙織は、再び大西のぺニスに口づけしながら頷いた。
『それは良かった。
じゃあ、さっきのクニのと比べてどうですか?』
沙織がチラリとカメラを構える新井の顔を窺い、股間も一瞬見たようだった。
『さっきのクニさんのも太…』
『クニさんの何がです?』
『クニさんの…おチンボも太くて、立派でしたケド…
こっちのおチンボの方が長くて…立派です』
大西は敢えて、沙織に淫語を言わせる様に仕向け、沙織は沙織で素直にそれに従ってしまう。
『じゃあ、彼氏さんのおチンボと比べたらどうですか?』
『大西さんのおチンボの方が、ずっとおっきくて太くて長くて…立派です』
なんの躊躇いもなく即答されてしまった…
『彼氏さんのおチンボと、ボクのおチンボ…沙織の好みのおチンボは、どちらですか?』
『…………
……大西さんのです…』
“ああ…やはり…”
俺の率直な感想だった。
不思議とショックは無かった。
むしろ、心のどこかで、そう言われるのを望んですらいたかもしれない…
沙織に見捨てられたような気がして…
俺の貧相なペニスが興奮に震えた。
『“大西さんの”…何がですか?』
少しイラついた様子で大西が訊き返した。
『あ…、お…大西さんのおチンボの方が、沙織は好きです…』
ご機嫌をとるような感じで沙織が答え直した。
『そうですか…
じゃあ、いっぱいおチンボおしゃぶりしていいですからね』
『ハイ…ん…
ありがとうございます…』
沙織は、本格的にペニスを舐め始めた。
目をつむり、太い幹の根本を両手で押さえ、唇から覗かせたピンク色の舌で、いやらしい色をした亀頭をペロペロチュパチュパ優しく舐めまわす。
“ぁぁぁ…沙織…沙織ぃ…
なんでそんな不気味なモノを、いとおしそうに舐めるんだ…”
俺は、そんな事を思いながらも、なんとか勃起したぺニスに刺激を加えられないものかと、拘束された身体でクネクネ腰を動かしていた。
隣に座る千枝の、呆れた様な、蔑む様な視線が痛かった。
だが、その視線すら、俺に快感を与えてくれていた。
『う~ん…
イマイチだなぁ』
しばらく黙って、沙織のフェラチオを味わっていた大西が呟く。
『…私…下手ですか』
ペニスから口を離し、沙織が心配そうに訊いた。
『とんでもない…
沙織のお口からは、愛が伝わって来て、大変気持ちいいですよ』
大西が、沙織の頭を撫でながら優しく言う。
沙織はそれを聞いて、本当に嬉しそうだった。
『でも…』
大西が更に言葉を続けた。
『でも、フェラチオって言うのは、もっともっとお互いに気持ちよくなれるモノの筈なんです』
『…お互いに…ですか?』
『そう…お互いに。
おチンボ舐められるボクだけが、気持ちよくなるんじゃなくて、おチンボ舐める沙織も気持ちよくなるんです』
『私も?』
『えぇ。
実際、沙織は今、ボクのおチンボをおしゃぶりして、どうでした?
少し気持ちよかったりしたんじゃないですか?』
『…ハイ…ちょっと感じちゃいました…』
“沙織はフェラチオしてるだけで感じてしまうのか…”
やはり俺は沙織の事を何も分かってはいなかった…
「やっぱり、沙織ちゃんも真正ドMねぇ…」
千枝がニヤニヤと呟く。
『もっと気持ちよくなれるんですよ。
おしゃぶりで気持ちよくなりたいですか?上手になりたいですか?』
『なりたいです。
フェラチオ上手になりたいです』
沙織がぺニスに唇を触れさせながら、熱っぽい視線で大西を見上げ、うわ言の様に繰り返した。
『じゃ、先ずはボクの指示通りにおしゃぶりして下さい』
『ハイ。
お願いします』
沙織は何を思って、フェラチオ指南を大西に頼んだのだろう…
フェラチオが好きだから?
自分が気持ちよくなりたいから?
大西を気持ちよくさせたいから?
いずれにしろそこには、彼氏である俺を、これから先で気持ちよくしてあげたい…と言うような感情は読み取れなかった。
沙織の頭の中には、もう、大西の巨大なペニスしか存在していないのではないだろうか…
『目は閉じずに…そう、ボクの…相手の目を見つめて…
そうそう…イイよ沙織…
そのいやらしい視線、最高です』
肉棒の先端に唇を当てながら、大西をねめつける沙織の視線は、大西が言うように、今までで一番卑猥で、挑戦的なものだった。
普通の男なら、あの視線だけで勃起してしまうのではないだろうか…
清楚なイメージしかない沙織に、あんな目が出来るのは驚きだった。
『手は使ってはいけませんよ…
ボクの尻に回して撫で回すとか…
金玉をマッサージしててもイイですね』
もう沙織は言われるがまま、今まではペニスの根本を押さえていた両手を離し、左手は、汚い大西の尻に回して撫で始め、右手で股間にだらしなくぶら下がっている淫嚢を揉み始めた。
ペニスは、沙織の手と言う支えを失い、かなり自由に動くようになってしまった。
沙織の唇が、舌が、その動きを追いかけて、グロテスクな肉塊に吸い付こうとする。
『ペロペロ舐めたり、チュパチュパ吸ったりするのもイイですケド、時には、もっとベロを押し付けて、おチンボを強く擦るようなつもりで舐めてご覧なさい…
かと言って、それだけじゃ、ダメですよ。
ペロペロやチュパチュパも組み合わせて、緩急をつけて…そう、相手を飽きさせない刺激を与えて下さい』
グニグニ動き回るペニスを追いかけて、沙織の舌がいやらしく這い回り、唇が卑猥に吸い付く。
ヂュプ~…
ピチャピチャ…
ズズズ~ッ…
ピチャ…
レロレロレロ…
沙織は、アドバイス通り忠実に大西のペニスを責め立てている。
それは、AV女優や風俗嬢顔負けの淫靡な姿だった。
『き…金玉も舐めていいですか?』
熱心に陰茎をしゃぶっていた沙織が、不意に大西に問い掛けた。
大西は一瞬驚いた様な顔をしたが、ニッコリ笑って、沙織の頭を撫でた。
『フフ…
沙織はホントにイイ娘だね…
イイですよ。
この際、沙織がしゃぶってみたい所は、どこでも自由にしゃぶってごらん…
沙織が舐められて気持ちよかった部分は、ボクも舐められて気持ちいいものですからね』
そんな事を言いながら、大西は、沙織が淫嚢にしゃぶりつき易い様に、股を広げた。
沙織は睾丸を揉んでいた手を尻に回し、今度はその口に、毛むくじゃらで巨大な睾丸を含んだ。
その際、唾液まみれのペニスが沙織の顔に乗っかる…
沙織はそれにも構わず、凄い勢いで肉丸を吸引していた。
ズッ…ズズ~…
クチャクチャクチャ…チュパッ…
ズズズズ~~…
レロレロレロ…チュポンッ…
何度も何度も睾丸を吸い上げ、舌で転がし、限界まで唇で引っ張り口から出す…
そんな猥褻な作業を、沙織は恍惚な表情で行なっていた。
いつの間にか、沙織の頭は完全に、大西の股の間に入り込んでしまうような体勢になっている。
大西が両足の幅を更に拡げ、少し腰を落とした。
間違いなく、沙織の眼前には、大西の汚い尻の孔が映っている事だろう…
新井が、大西の狙いを察したかのように、背後に回る。
足を大きく広げ、腰を落としたために、左右の尻肉の溝底に隠されていた、大西の尻の孔が露になった。
その回りには、汚ならしく陰毛がビッシリと生えている…
“まさか…
自分が気持ちよかったからって…沙織…
いくら何でも“そこ”は舐めないだろ?”
その大西の汚ならしい菊門を目にした俺はそう思った。
だが、沙織の…
そのピンク色の舌は、睾丸の付け根から、蟻の戸渡りを強く擦るように這い回り…
遂に、黒ずんだ不潔な尻孔を舐めしゃぶり始めた…
沙織は、完全に大西の性奴隷の道に足を踏み入れてしまったのだ…