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藤宮のエッチな体験談

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喰われる彼女 亜紀(26) エッチな体験談 寝取られ

俺がこれ以上このコテージの隅に隠れて覗きをする意味はないはずだった。

亜紀を連れて帰る気力が俺にはもうないのだから。

でもそれでも俺は亜紀と牧原達が帰ってくるのを待っていた。

これから亜紀が牧原達とどうこの夜を過ごすのか、気になったからだ。

覗きたい。亜紀が他の男の前でどんな顔をするのか、もっと見てみたい。

愚かで惨めな男だと、自分で思う。

亜紀を連れ戻す勇気もなければ、潔く亜紀を諦める事もできない。ただ覗きたいだけ。

俺はたぶん、亜紀のストーカーみたいになっていたのだと思う。

もうきっと、亜紀は俺の元から去っていくだろう。

俺は亜紀を自分のものにはできないんだ。

それだったら、せめて亜紀の全てが見たかった。

今まで知らなかった部分も、全部。




亜紀と牧原達は、3、40分くらいで戻ってきた。

どうやら近くのスーパーに行っていたみたいだ。

4人はまた何やら盛り上がっているようで、亜紀の笑ってる声も聞こえてきた。

改めて思ったが、牧原達といる時の亜紀は本当に楽しそうだ。

なんというか、最近俺といる時に見せていた笑顔とは全く違う。

本当に心から笑っている笑顔で、目もキラキラしている。

俺だって1年以上亜紀と恋人として付き合ってきたんだ。

表情を見ていれば分かる。

亜紀はこの3人の事がとても気に入ったんだろう。

3人とも背が高くて顔も整っていて、話も上手いもんな。


ああ、亜紀の嬉しそうなこの目、どこかで見た事があると思ったら、そうだ思い出した、高校時代によく見掛けたよな。

高校時代、牧原に話し掛けられて嬉しそうにしていた女子達と同じ目をしている。

牧原が身体目的で近づいているとは知らずに、女子達はいとも簡単に牧原に身体を奪われていった。

3股や4股を掛けられてる事にも、裏じゃ男子たちのエロ話のネタにされている事にも気付かずにさ。

俺は牧原を軽蔑していたけれど、そんな牧原に簡単に喰われる女子達も心の中ではバカにしていたんだ。

見る目のない、バカな女達だよな、と。

でも今、俺が心の底から愛おしいと思っている女性である亜紀が、そんな女達と同じ目をして牧原達を見ているんだ。他の多くの女と同じように。

俺の中で、何か大きな価値観が崩壊していくような音が聞こえていた。



部屋に戻ってきた4人。

スーパーでは沢山買い物をしてきたようで、篠田は両手に大きな買い物袋を持っていた。


「おい坂本、牧原、ほらこれ飲んどけよ。」


そう言って篠田が買い物袋から小さなビンを取りだし、牧原と坂本に渡した。


「サンキュー、これ効くからなぁ。へへ、やっぱりこの島に来たらこれは飲んでおかないとな。」


ビンには何やらドリンクが入っているようで、3人はそれをゴクゴクと飲んでいた。


「3人とも、何飲んでるんですか?」


気になったのか、亜紀が興味ありげに近づいて聞いた。


「亜紀ちゃんも飲む?この島でしか売られていない限定の栄養ドリンクだよ。あんまり栄養ドリンクとか飲まない?」


「ん~大学受験の時にお母さんが持ってるの飲ませてもらったくらいかなぁ。徹夜した時にちょっとだけですけど。」


「へへ、亜紀ちゃんも飲んでおきなよ、これ飲めば朝まで元気に騒げるよ。」


「そうそう、飲んでおいた方が良いよ、これ本当に効くからさ。」


亜紀にそのドリンクを飲むように強く勧める牧原達。

なんだか怪しい。


「そうなんですかぁ、ん~じゃあ飲もうかな。」


「へへ、じゃあこれ、一気にグイッと飲んじゃいなよ。」


言われるがままに亜紀は渡されたドリンクを一気に飲み干した。


「おお、いいねぇ!良い飲みっぷりだね亜紀ちゃん。」


「ちょっと不味いのかなって思ったらなんか甘くて美味しいですね、これ。甘いお酒みたいな。」


そう言って空になったビンのパッケージを興味深そうに見る亜紀。

すると、ドリンクを飲み干した亜紀の周りで男達がニヤニヤ笑いだす。

亜紀はそれに気付いて頭の上に?を作って「え?どうしたんですか?」と聞いた。


「へへ、亜紀ちゃんこれね、本当はこの島じゃ有名な精力増強ドリンクなんだよ。」


「えっ!?増強……って、どうしよう、私全部飲んじゃった……」


「ハハッ、大丈夫だよ、一応表向きはちゃんとした栄養ドリンクで身体に害があるものじゃないから。」


「そ、そうなんですか……」


「でもさ亜紀ちゃん、これ凄いらしいよ。なんでもいつもは1回で終わるカップルもこれ飲んだら4回戦か5回戦くらいまではいけるらしいからね。もうビンビンなんだって、バイアグラより効くって。」


「え~……ヤダもぉ篠田さん、変なの飲ませないで下さいよぉ。」


「へへ、大丈夫だよ、亜紀ちゃんがムラムラしてどうしようもなくなっちゃったら俺達が何とかしてあげるから。」


「もぉ、またそういう事言って……ホントにエッチですね。」


その後牧原達に「本当は亜紀ちゃんもエッチな事好きなくせに」とからかわれて、亜紀または「違いますよぉ、そんな事ないですっ!」と言って笑っていた。

さっき牧原達は亜紀が居ない所で、〝今夜亜紀を絶対に墜とす〟と言っていた。

たぶん、それがもう始まっているんだろうと、俺は見ていて思った。
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