ズチャッ…
ズニュッ…
「これからの、沙織のおマンコライフに関わる重大な問題ですからね…」
大西は、そう囁きながら沙織のヴァギナを楽しむ。
優しげな物言いだが“自分のペニスを選ばないと、これから先、この快感を味わう事は出来ないよ…”そう脅しているのだ。
彼氏である俺の前で、性奴隷としての誓いを立てさせようとしているのだろう。
ズニュッ…
ズリュッ…
「ハァッ…ハァッ…
イイッ…イイッ」
追い込まれながらも、沙織の感度は昂り続ける。
やはり責められると感じてしまうのだ…
結合部からは、やらしい汁がボタボタ滴り落ちる。
下唇を噛みながら、時折、俺に視線を向ける。
それは何とも申し訳なさそうな…それでいてなんとも気持ち良さそうな…色っぽい視線だった。
ズニュッ…
ズチャッ…
ボタボタボタ…
「ア゛ア゛ア゛…
ハァッ…ハァッ…
イッ…イクッ…」
沙織が絶頂に達しようとした瞬間、大西はピストン運動を止めてしまった。
もうお得意と言っても良いだろう。
その焦らし攻撃は、よく考えて答えろと言っておきながら、その答えを急かすものだった。
大西には、絶対の自信がある。
沙織は、止んだピストン運動に、大西の方を振り返った。
その腰に押し付けた小さな尻を小刻みに揺すっている。
ペニスの抽送のオネダリをしているのだ…
「どうもボクがチンボ出し入れしてたら、ちゃんと考えられない様ですからね…
これなら集中できるでしょう…」
不敵な笑みを浮かべ、大西は沙織の尻をガッチリと固定して言う。
沙織が眉をひそめ泣きそうな顔で大西を見つめ…俺を見た。
「さぁ…
どちらのチンボを選びますか?」
……
……
……
数瞬の沈黙…
“早く…早く引導を渡してくれ!!”
そう思いながら、俺は沙織を見つめた。
「沙織…どちらのチンボを選ぶんです?」
大西が急かす。
沙織と目があった…
そして…彼女が意を決した様に口を開いた。
「…こ…コウ君!!」
「へっ?」
予想外の答えに俺は間抜けな声を洩らした。
大西の表情も一瞬ひきつった。
だが、沙織は俺を見つめて、まだ言葉を続けていた。
「こ…コウ君!!
ゴメン!!
ゴメンなさい!!
私…
……大西さんのがイイの!!
大西さんのチンボの方がイイのぉ~!!」
一度持ち上げられて地獄に叩きつけられた…そんな気がした…
分かってはいたが…それでも…
最悪な気分だった。
大西は苦笑いをしながら、俺を勝ち誇った顔で眺め呟いた。
「まったく紛らわしい…」
そして、手を振り上げ、自分の股間に押し付けられプルプル震える、沙織の小さな尻に勢いよく振り下ろした。
ビチーン!!
「ハアアッ!!」
大きな破裂音と、悲鳴が響く。
「それにしても」バチン!
「“大西さん”って…」バチン!
「何ですか!?」バチン!
「ボクの事を…」バチン!
「呼ぶ時は…」バチン!
「何て…」バチン!
「呼ぶん…」バチン!
「ですか!?」バチン!
自分を一瞬でも驚かせたのが、相当気に入らなかったのか、大西が少しヒステリックに沙織の尻を叩きつける。
沙織は悲鳴を上げ、それに仰け反りながら耐えている。
「ハァッハァッ…
ゴメンなさい…
ご…ご主人様…」
そして、怯える様な、媚びを売るような目付きで、大西を見て謝った。
「じゃあ、もう一度、コウ君に、沙織は誰のチンボが好きか、聞いて貰いなさい」
大西はそう言うと、止めていたペニスの抽送をゆっくりと再開した。
ジュプ…
ジュプ…
「ぁぁぁぁ…こっ…コウ君…
ハァ…私は…ぁんぁぁぁぁ…
ご……ごしゅ…ご主人様のぉお…
オチンチン…おチンボの方がぁ…アアッ…
イイのぉ…好きなの…
ハァァァ…ゴメンねぇ…
…
ぁぁぁぁァァアアッもう駄目!!
ご主人様!!チンボ動かして!!
もっと激しくチンボ動かして!!
沙織のおマンコをチンボで擦って下さいいイイイ!!」
再開したピストン運動の緩慢さに、業を煮やしたのか、俺に謝りつつも、沙織は自らの尻を、激しく大西に叩きつけようと暴れ始めた。
勿論、それに素直に応じる大西ではなかった。
沙織の卑猥な動きを制し、あくまでもゆっくりと自分のペースで凌辱し続ける。
ヌプ…
ヌプ…
「何ですか沙織は…
はしたない…
そんな下品だと、大好きなコウ君に嫌われちゃいますよ」
「ぁぁ…ぁぁ…
ゴメンなさいぃぃ…
でも…
このままじゃぁぁあ…
沙織…ぁぁぁぁ…
オカシクなっちゃいますぅぅ…
チンボ…速く…速くぅぅ」
甘える様な声を出し、尚もクネクネ腰をくねらせて、沙織はやらしくオネダリを続ける。
もう俺に見られようが、何しようが関係ナイと言った感じだ。
開き直ったのだ。
ニュプ…
ニュプ…
「フフフ…
おかしくなればイイじゃないですか…
まったくしょうがない娘ですねぇ…沙織は…
じゃあ、木下…コウ君が、許してくれたら、お前の淫乱マンコ、ボクのデカマラで激しく擦ってあげますよ」
この期に及んで、尚も俺に屈辱的な役割をさせる…
正に“鬼”だと思った。
「ねぇぇ…コウ君…
お願い…お願いしますぅ…ハァァ…
沙織のおマンコ…
ご主人様の…おチンボでぇ、激しく擦ってもらっても…
イイでしょぉ?」
沙織に甘えられた事はあっても、ここまで媚びを売られる様な、鼻にかかった甘ったるい声で話しかけられた事は無かった。
俺は憮然とし、何も答えなかった。
ニュプ…
ヌプ…
「何でぇ…何でコウ君答えてくれないのぉ…?
ねぇ…お願い…ァァ…
お願いしますぅぅ…
私…私…
このままじゃ…ハァァァァ…
変になっちゃうよぉ…
アアアアアア…チンボ…速く…速くぅ…」
更に卑猥な言葉を呟き、沙織が俺に迫る。
ニュプ…
ニュプ…
大西は黙って、締め付けてくる沙織の柔肉の感触を、肉棒でゆっくりと味わっている。
「んんんん!!
アアアアアア!!
もっともっと!!
何で!!??
コウ君何で!!??
イイでしょ!?
イイでしょ!?
ご主人様のチンボイイでしょ?」
遂に我慢の限界に達したのか、沙織が駄々っ子の様に、俺に言葉をぶつけ始めた。
その勝手な物言いに、カッときた俺は口を開こうとした。
だが、沙織が続いて口にした言葉で、その怒りが急速に萎んでいった。
「コウ君だって、私がおマンコされてるの見たいんでしょ!?
チンチンずっとビンビンじゃん!!
ァァァァコウ君、私がチンボハメられてるの見て、何回もザーメン出したんでしょ!?」
全く図星だった。
言い訳の仕様がなかった。
沙織が辱しめられればられる程、また俺も惨めになればなるほど…やはり俺の性欲は高まって来る。
あれほど苦しんで、懇願してペニスに装着されたローターを止めて貰ったばかりだと言うのに、俺は、既にあの刺激が懐かしくなっていた…
「もうイイじゃん!!
お願い、ご主人様のチンボで、私のおマンコ突かせて!!
お願いします!!」
沙織は必死だった。
それほどなのだ…大西のペニスによる快感は…
彼氏を目の前にしても、それに対する欲求を抑える事ができないのだ…
「い…イイよ…」
俺は思わず…呟くように答えていた…
沙織の要求を認めた。
沙織のヴァギナを、大西のペニスで激しく責める事を…沙織の彼氏・木下耕平として認めた。
「ぁぁぁぁイイの!?
イイのね!?
ありがと!!
ねっ!?ご主人様!!
コウ君イイって言ってくれました!!
お願いします!!
チンボ速くして下さい!!」
沙織は、欲しくて堪らなかったオモチャを買ってもらえる幼い子供の様に、喜び勇んで大西に振り向いた。
「いいんですか?」
大西は静かに尋ねてきた。
“何を今更…”
そう思いつつも、俺は力なく頷いた。
「じゃあ、ちゃんと木下クンの口からも、ボクに頼んで下さい」
信じられない言葉だった…
更に…更に俺を惨めな目に合わせようとするのだ。
俺は大西を睨んだ。
「何ですか?
その目は…」
殺意さえ含んだ俺の視線を、涼しい顔で平然と受け止め、大西は続けた。
「キミのチンチンが不甲斐ないから、沙織がこんな風になってるんじゃないんですか?
キミが、この沙織の素晴らしいおマンコを満足させてれば、彼女はこんなに苦しい思いをしなくて済んだんですよ」
滅茶苦茶な理屈だったが、言い返せなかった。
やはり責められると、ダメだと思ってしまう…
そしてそれが…情けないペニスの疼きへと変わって行くのだ…
「さぁ、沙織の大好きな彼氏として、ボクにお願いしなさい。
“ボクの粗末なおチンチンでは、沙織のおマンコを気持ちよくすることはできません。
ご主人様、どうかその立派なおチンボで、沙織のおマンコを突き回し、ボクの替わりに、愛する沙織を気持ちよくしてやってください”
こう言って、お願いしなさい」
「ぁぁ…ぅぅ…」
屈辱を味わう程にペニスがビクビク反応する。
俺もおかしくなって行く…
「ぼ…ボクの…ペニスでは…
…細い…チンコでは…」
気がつくと、口から言葉がポツポツと零れ出していた。
「…可愛い沙織の…
おマ…おマンコを…
気持ちよくして…やれません…
どうか………ご…ご主人様の…
ご立派な…ペニ…おチンボで…
ボクの替わりに…
沙織のおマンコを…犯して…
気持ちよくしてやってください…
お願いします…」
また涙が溢れていた…
俺は、情けなくも額を床につけ、土下座するような体勢で、大西に言われるがまま、愛する沙織への挿入を懇願していた。
「“そしてこれから、いつでも好きな時に、ご主人様の自由に、沙織をおマンコ奴隷として、性欲処理に、ザーメン便所としてご使用下さい”」
大西は更にそう言うように促す。
そして俺は、その言葉までも促されるままに口にした。
俺達はカップル揃って、この大西と言う“鬼”の性奴隷に成り下がったのだ。
それを聞き、大西はこの日一番の やらしい笑みを浮かべ沙織に言った。
「沙織…よかったねぇ…
彼氏が、認めてくれましたよ。
お前がボクのザーメン便所になる事を認めてくれましたよ」
沙織が嬉しそうに、そして申し訳なさそうに俺を見た。
が、その沙織の髪を引っ張り、大西が後ろから覆い被さりキスを求めて来た。
沙織は、そのでっぷりとした体の重みに倒れ込みながらも、その不潔そうな中年男のベロの、自分の口内への侵入を受け入れた。
ネチャネチャと粘っこい音が聞こえる。
大西は、足を伸ばしてうつ伏せに倒れ込んだ沙織の尻に、自らの股間を押し付け、ヴァギナに挿入した極太ペニスをグニグニ掻き回すように卑猥な動きをさせながら、沙織の可憐な唇を、舌を下品な音を響かせ吸い続ける。
沙織も、それをうっとりした顔で鼻を鳴らして受け入れる。
そして…
「ご主人様…お願いします…
ハァ…
早く…
おマンコ…滅茶苦茶にして下さい…ァァ」
俺の目の前で、そう囁いた。
大西は、最早俺の事など一瞥もせず、卑猥に腰だけを引き、うつ伏せに寝そべった沙織の尻に向けて、物凄いスピードで叩きつけ始めた。
「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛
コレコレコレ!!
凄いすごいすごい!!
ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛
イイッイイッイイッ!イイイー!」
沙織は待望の激しい刺激に、瞬時に狂い始めた。
俺は、それを物欲しげに眺める事しか出来なかった…
“鬼”が規格外の大きな肉棒で、小さな肉壺を突きまくる。
突かれる沙織は、床に突っ伏し、待望の蹂躙に、あられもない悲鳴を恥ずかしげもなく上げている。
大西は、上から…背後から、器用に巨大なペニスを、その狭い小さな隙間に、驚く程器用に、速く、力強く、挿入し上下に動かし続ける。
ヂュッヂュッヂュッヂュッヂュッヂュッヂュッヂュッヂュッヂュッヂュッヂュッヂュッヂュッヂュッヂュッ…
抜く時に見える長いペニスには、沙織から分泌される白濁汁がベットリとまとわりついている。
「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛イイイイイイイイ…
イクッイクッイクッイクッイクッイグイグー
アアアアアアイッちゃいます~」
沙織は律儀にエクスタシーに達する事を伝える。
だが大西は無言で腰を振り続ける。
ヂュッヂュッヂュッヂュッヂュッヂュッヂュッヂュッ…
「ハァッハァッハァッイクッ…イイッ…クゥゥゥゥ……」
床を掻き毟りながら、沙織が力無く叫び絶頂に達したのは、その蹂躙が始まってから僅か後だった…
いくら焦らされていたからとはいえ、女があれほど簡単にイッてしまうものなのだろうか…
ましてや沙織は、今日初めてエクスタシーを覚えたばかりなのに…
大西は、沙織がビクビク痙攣し出すと、ピストン運動を止め、再び可憐な肉壺を、グチュグチュ掻き回すような動きをした。
「おぅおぅ…
沙織…
おマンコが、ボクのチンボを凄い締めつけてますよ…
気持ちよかったんですねぇ…」
卑猥に腰をグリングリン回し、敗北感に打ちのめされている俺に聞かせる様に、大西は言う。
「はぁぁ…」
沙織は吐息を洩らすだけだった。
「やはり大好きな人に、おマンコする所を見られると、興奮するんですねぇ」
ニヤニヤ笑いながら、沙織の性器をペニスでグチャグチャ弄ぶ。
沙織はもうその心地好さに陶酔しきっている。
蕩けた顔をして、オルガズムの余韻に浸っていた。
「どうです?
木下クン。
愛する彼女が、こんなオッサンのチンボで突きまくられて昇天する姿は?
興奮するでしょう?」
俺は答えなかった…
だが、ビクつくペニスが雄弁に、返答していた。
ペニスが痛くてたまらないのに、それ以上に性欲が溢れてくる。
「キミの彼女のおマンコは素晴らしいんですよ…
ほら…こうしてる間でも、絶妙な締め具合で、ボクのチンボを握ってくれてますからね…
中のヒダヒダがウニウニ動いて…
柔らかいのに強烈に締め付けて…
ボクでさえも、油断してしまうと、イキそうになってしまうんですよ。
キミの様な早漏クンでは、確かに保たないでしょうねぇ…
ただ…
それならそれで回数くらいこなしてあげないと…
木下クン、それだけ何回もザーメン出せるんじゃないですか?
一回でおしまいだなんて、淫乱マンコの沙織には、かわいそ過ぎますよ。
まぁ…例えキミが、何回ハメようとも、余計に欲求不満が募るだけでしょうケドね…」
説教とも侮辱とも取れる言葉を投げつけながら、大西は沙織の性器からペニスを引き抜き立ち上がった。
ブチュッ…
下品な音を立てて女陰から抜かれた巨大なペニスは、でっぷりとした腹に張り付く程に勃起し、沙織から分泌された濁った汁が糸を引いて、その鼓動に合わせて踊っている。
沙織は、その自分から引き抜かれた脈動するペニスをうっとりと惚けた様な顔で見上げる。
「さぁ沙織…
本格的におマンコ犯してあげますから、ベッドに行きましょう」
大西は、俺の方を向いてベッドに腰かけた。
「ふむ…
ベッドよりもソファの方が楽しめますかねぇ…
クニ…
これ、またソファに戻して貰えますか?」
「ぅ~ッス」
新井は命じられるままに、大西が腰かけたソファベッドに近づき作業を始めた。
大西は座ったまま、後に付いてきた沙織を膝の上に乗せて、その可憐な唇に吸い付いた。
沙織も当たり前の様に舌を出して、それに応じる。
大西の手は、沙織の豊かな胸を揉みながらピンクの乳首をクニュクニュ転がす。
そして沙織の細い手は…指は…
何も言われていないのに、大西の股間からそびえ立つ凶暴な肉塊を、いとおしそうに撫でていた…
「やっぱ凄いです…」
キスを続けながら、沙織が大西の耳に囁く。
「何がですか?」
分かっているクセに大西が囁き返す。
沙織は撫でていたペニスの根本を掴みプルプル揺らしながら、恥ずかしそうに言った。
「ご主人様のおチンボ…」
「フフフ…
本当に沙織はスケベな娘ですねぇ」
ニヤニヤしながら大西が言う。
「沙織のマンコ汁でベタベタでしょう?」
沙織は更に恥ずかしそうにコクリと頷いた。
「準備が出来たら、またその淫乱マンコに、このデカマラ…ハメてあげますからね…
お前の大好きな人の前で…」
そう言われて、沙織は、取り残された状態の俺をチラリと見た。
だが、その表情は、ペニスを入れて貰えると訊いたからか、嬉しそうにも見えた。
「オッケーっス」
二人が腰掛けるベッドを再びソファの形に戻した新井が、大西に言った。
「ありがとう。
せっかくだから、木下クン。
もっと近くに来て見なさい」
ソファの背もたれに身を預け、ふんぞり返って大西が俺を呼んだ。
俺はもう何も考えずに、言われるまま、おずおずとベッドに近づこうと動き出した。
「千枝…
木下クンの手錠を解いてやりなさい。
うん、もう今更どうしようもナイでしょう…
あ、クニ、せっかくだからカメラ回して下さい」
その命令に従って、二人が動き出す。
千枝はどこからか鍵を持ってきて、拘束を解いてくれた。
新井は、カメラを起動させたようだ…沙織の恥態…いや俺の恥態も収録されてしまうのだろう…
もう、抵抗する気力も無かった。
久しぶりに自由になった体を引き摺り、ノロノロと大西がふんぞり返るソファの足元に座った。
膝の上に、最愛の沙織を乗せた大西は、完全に俺を見下していた。
沙織の手は相変わらず、その隆々と勃起する肉棒に添えられている。
そのモノは、改めて見ると凄い迫力だった…圧倒されてしまう。
異様にエラの張り出した暗紫色の亀頭…
淫水焼けしてドス黒い陰茎…
その陰茎にまとわり付く、ゴツゴツと太い血管…
でっぷりとした腹だけでなく胸元までモジャモジャと覆う陰毛…
濃い精液をたっぷり溜め込んでいそうな巨大な陰嚢と睾丸…
清潔感の欠片もない、その中年男は、その陰部にモノを言わせ、俺の最愛の女を…虜(とりこ)にしている…
その中年男の存在そのものが“男根”といった感じだった。
「せいざ」
ボーっと大西のペニスを眺める俺に、千枝が言った。
「へ?」
何を言われたか理解できずに聞き返す。
「正座」
高圧的に千枝は繰り返す。
その意味を、やっと理解した俺は、やはり従順に従ってしまう…
正座した俺の股間から、未だにローターを貼り付けられたままの勃起ペニスが、ヒョロッと覗いている。
それはあまりにも間抜けで滑稽に思えた。
「あの…」
思い切って、誰にともなく声を出した。
「なんです?」
沙織の乳首に、コリコリ爪を立てて遊びながら大西が答えた。
「コレ…剥がしてもイイでしょうか…」
無論、ローターの事だ。
「どうぞご自由に…
ただ…
貼り付けたままの方が、楽しめるんじゃないですか?」
大西は、アッサリとローターを外す事を許可してくれたが、同時に俺をゾクゾクさせる様な事も言った。
一瞬、あの振動を思い出す。
一切の感情を無視した、あの無機質な振動…
マシンと言えば大袈裟だが、機械によって与えられる快感…苦悶…
ペニスの中心が重苦しく感じた…
そんな一瞬の逡巡を見破り、大西が千枝に言った。
「千枝。
木下クンのチンチンに付いてるヤツ、取ってしまいなさい」
「ハイ」
「えっ!?」
自分から言い出しておいて、いざ外されるとなると、惜しいような気がしてしまい、声を出してしまった。
だが、そんな俺の反応を無視して、千枝は粘着テープを剥がしにかかった。
ベリベリ!
ベリベリ!
「痛っ…アアッ!!」
千枝によって貼られたそれは、全く適当に貼り付けられていて、当然、陰毛等もベタベタくっついてしまっている。
それに構うこと無く、ごく事務的に、千枝はそれを遠慮なく剥がした。
ブチブチ陰毛が抜ける。
仮性包茎の余った包皮が、テープの糊に引っ付いたまま剥がれず、異様に伸びる。
ベリベリ!
ベリベリ!
「ハァァ…ハァァァァア!!」
正座のまま、手を後ろに突き、腰を突き出す様な体勢で、俺はその刺激に耐えた。
「本当に変態」
全てを剥がし終えた千枝が、ボソッと吐き捨てる様に言った。
その一言で、甘美な痛みから、俺は我に返った。
目の前で大西がニヤニヤし、その膝の上の沙織は、俺に憐れむような視線を向けていた…
顔が羞恥の為、赤くなるのが分かった。
だが恥ずかしさに伏せた俺の目に入って来るのは、紛れもなく、興奮で異様にビクつく、自身の貧弱なペニスだった。
それを握りシゴきたい誘惑に駆られた。
思わず後ろに突いていた手がペニスに伸びる。
「センズリは、ボクが許可するまで駄目です」
それを見破ったのか、大西が厳然とした口調で言い放った。
俺の手は、ペニス直前で腿の上に落ち着いた。
別に…大西の命令に従う必要は無いのに…
そう理解しつつも、身体が勝手に反応する。
それが、真性マゾヒストとしての性(さが)なのか…
目先の快楽より、耐える苦痛の先にある快楽…それを本能的に察知しているのかもしれない。